【鼎談】急な坂スタジオ10周年記念サイト「急な坂フルコース」
急な坂スタジオ10周年に寄せて、振付家・ダンサーの酒井幸菜さん、現代美術家の佐々瞬さんと鼎談いたしました。
アーティストというと「個性」に偏りのある存在と思われるかもしれませんが、接するは社会、扱うは「公共」です。急な坂が10年をかけて育もうとした「新しい公共」(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 アーツコミッション・ヨコハマ担当 杉崎栄介氏 特別寄稿より)とは何だったのか、フルコースで読んでみるとたくさんの小さな出来事とともにとてつもないものが浮かび上がってくる感じがします。
これからの10年、5年、3年、自分は何を育んでいくのでしょうか。 果てしなく寛大に実験を許容し、時に厳しく問うてくださった「急な坂スタジオ」に、改めて、ありがとうございます、と言いたい。
たくさんの作品と、作品にならないものと、大地を耕すような作業と、人々と出会う姿勢、才能と希望に満ちた人々、もともとそこに「ある」街と、こどもたちと、会えてよかったな。
10歳、おめでとうございます!
写真はwebsiteより、撮影:須藤崇規さん